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ゼミの研究展示@北九州

実験心理学研究室のよしだです。

ゼミ生たちと北九州市で開催された特別支援教育の研究集会に参加して,今,私たちがゼミで行っている研究を紹介してきました。


心理学を活かすことのできる領域には,医療,福祉,教育,産業,司法の5つの領域があります。
私のゼミでは,これまで高齢者医療や難病患者支援で医療領域と,障害者支援や高齢者支援,地域交流で福祉領域と,テクノロジーを使った障害者・難病患者支援で企業(産業領域)と協働して活動してきましたが,これまでかかわってきた子どもたちが昨年小学校(特別支援学校)に入学したのを機に,これからは教育領域の方たちとも一緒に活動できないか...と,障害をもった子どもたちの言葉や文字の学習を支援するための試みを始めたのです。


今回は,九州地区で特別支援教育に工夫を凝らしておられる先生方の研究集会に参加させていただいて,私たちの研究を知っていただくと同時に,私たちも先生方に現場の工夫や現場が抱える課題を学びたいと,ゼミ生4人を連れて行って参りました。

会場は北九州市戸畑区の駅前にあるウェルとばた。

「DonTAC(どんたっく)」という研究集会で,堅苦しい雰囲気はまったくなく,お祭りとして企画されています。だから,ここでは研究展示のことを「屋台」と呼ぶのです (^^)。
でも,お祭りなのに,とにかく中身が濃い! 参加者もみなアツイ!

ここには,特別支援教育にICT(情報コミュニケーション技術)を活用しておられる大変著名な先生方や大学の研究者が全国から集まってきています。

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今回参加したゼミ生たちは,障害や難病のために身体が不自由だったり,言葉が話せなかったりする子どもたちに対して,「視線」を使って文字や言葉を学習できないかという研究を行っていますので,それを先生方や子どもさん,ご家族のみなさまに実際に試してもらう研究展示を行いました。

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今回は同行できなかったのですが,ゼミでは身体の運動を使った認知評価や発達支援を行っている学生たち,視線や表情を使ったコミュニケーションを研究している学生たちもいますので,その成果も紹介させていただきました。

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私のゼミの自慢は,みんなが「すご~い」,「おもしろ~い」と楽しんでくれるゲーム的な課題を使いながら,子どものもっている能力を評価したり,伸ばしてあげようとチャレンジしていることです。

だから,とにかく明るいし,みんな笑顔になる! (^o^)。

でも,その中で活きているのは,認知心理学で心の働きを探るために開発してきた「心理測定」の研究技法なのです。
人の心の内側を覗くために開発された技術を応用すれば,言葉のない子どもたちが思っていること,考えていることが見えてくるし,子どもが不得意とするところを伸ばすためのヒントも見えてくる。とても素敵なテクノロジーの使い方です。


今回もたくさんの方たちに楽しんでもらいながら,現場からの参考になる意見をたくさんいただくことができました。
広島に戻ってからも,私たちの課題を使いたいという方から,毎日メールが届いています。忙しくなったけど,とにかくうれしい!


この研究展示は,本学のオープンキャンパスでも見ることができます。8月24日~25日には広島市の3つのこども療育センターが合同開催する福祉機器展でも展示する予定です。

子どもたちが内に秘めた可能性を見出す技術をぜひ体験してみてください。
僕らのチャレンジに,ご意見・ご感想をいただけたら,うれしく思います。

どうぞよろしくお願いします。

(吉田弘司)

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2018年6月21日 23:05に投稿されたエントリーのページです。

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