2014年1月アーカイブ

新たな年を迎え、新学科がスタートする4月が目前となりました。新学科設立準備室の前大道教子です。

前大道.jpg昨年の12月初旬、日本が世界に誇る伝統的な食文化の"和食"がユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録され、多くの関係者を喜ばせました。しかし、年末には、冷凍食品の残留農薬問題が発生し、国民の不安は現在も続いています。
このような報道に接するたびに、"食"は、私たちの生活に直結しているということを、多くの方々が実感されていることと思います。

新学科は、この"食"と"栄養"のプロとして、現場に強い実力派の人材、とりわけ「未来に輝く子どもの食と健康」に強い管理栄養士・栄養教諭の育成を目指します。その背景について、少し述べてみます。
平成16年に厚生労働省から、"楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」が発表され、食を通じた子どもの健全育成のねらいが示されました。
翌平成17年には、食育基本法の成立や栄養教諭制度がスタートし、"食育元年"といわれました。その食育基本法の中で、食育は次のように位置づけられています。
「子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身につけていくためには、何よりも"食"が重要である。食育は、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものである。様々な経験を通じて"食"に関する知識と"食"を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進する」
つまり、私たちの心も身体も"食"の上に成り立っており、食育はあらゆる世代において必要なものですが、"子どもたちに対する食育"は、生涯にわたって健康で、いきいきと生きる力をはぐくむ上で何よりも重要とされているのです。

「三つ子の魂百まで」ということわざがあります。幼いころの性格は、年をとっても変わらないという意味ですが、子どもの頃の食生活が、心身の健全な成長・発達にとって重要であることは間違いありません。ここに、健康栄養学部管理栄養学科の教育方針があるのです。本学科で、子どもたちに今、どのような食生活をさせるべきかをともに学び、探求しましょう。そして、食べることが楽しくて、大好きな子どもたちに育っていくよう、実践していきませんか。(前大道 教子)